投資準備コース_証券口座の種類と選び方
証券口座の種類と選び方
株式投資を始めたいと思ったとき、最初に必要になるのが「証券口座」です。
数多くの証券会社があり、「どれが自分に合うのかわからない」と悩む人も多いでしょう。
ここでは、投資初心者に向けて、証券口座の選び方のポイントや特徴的な証券会社を解説します。
手数料、ツール、商品の違いを押さえて、あなたにぴったりの証券口座を見つけましょう。
証券口座とは?選ぶ理由が大事!
証券口座は、株や投資信託といった金融商品を売買するための専用口座です。
お金を入金して取引を始めますが、証券会社によって手数料の金額、提供されるツール、扱う商品の種類が大きく異なります。
手数料が安い方がいいのか、外国株に投資したいのか、自分のニーズに合った選択が投資の効率や楽しさを左右します。
証券口座を選ぶ4つの重要ポイント
証券口座を選ぶ際は、次の4つのポイントをしっかりチェックしましょう。
1. 手数料の安さ
取引ごとに手数料がかかるため、これが安いほどお得です。
例えば、100万円の株取引で、あるネット証券では手数料が500円なのに、大手対面証券だと3,000円もかかる場合があります。
取引回数が多い人ほど、手数料の差が資産に響くので、コスト重視なら安いところを選びましょう。
2. 使いやすい取引ツールやアプリ
株価の動きをチェックしたり、分析したりするには、証券会社の取引ツールが欠かせません。
初心者でも扱いやすいシンプルなスマホアプリや、チャート分析が充実したツールがあると投資の判断がしやすくなります。
3. 取り扱い商品の豊富さ
投資したい商品がその証券会社で扱われているか要確認。
国内株だけではなく米国株や新興国の株、投資信託など、選択肢が多いほど投資の幅が広がります。
例えば、外国株に興味があるなら、対応国の多い証券会社を選ぶのが賢明です。
4. サポート体制
投資初心者だと、口座開設や操作方法など不安な事が付き物です。
そんなとき、電話やチャットで質問できるサポートがあると安心です。
ネット証券と対面証券の違い
証券会社には「ネット証券」と「対面証券」の2タイプがあります。
ネット証券
オンラインで取引を完結でき、手数料が安いのが特徴。自分で調べて投資を進めたい人に最適で、SBI証券や楽天証券が代表的です。
対面証券
店舗で担当者と相談しながら取引できるタイプ。対面が故にアドバイスなどを受ける事が可能ですが、手数料が高めに設定されています。
コストを抑えて気軽に始めたのなら、ネット証券がおすすめです。
主な証券会社とその特徴
ここでは、初心者にも使いやすい証券会社を紹介します。
それぞれの強みをチェックして、自分に合うところを探してみましょう。
楽天証券

楽天証券は手数料の安さと使いやすさで人気。
国内株の現物取引は、1回約定代金10万円で手数料99円(超割コース、税込)とSBI証券同様に低コスト。
特徴的なのは、楽天ポイントでの投資ができる点。
たとえば、月1万円の投資信託をポイントで購入すれば、現金を使わず資産形成が可能。
取り扱い商品は、国内株、米国株、投資信託と充実しています。
取引ツール「マーケットスピード」は、初心者でも扱いやすいデザインで、株価チャートやニュースが一画面で確認可能。
さらに、「日経テレコン(楽天証券版)」が無料で使えるので、日経新聞の記事を読みながら投資判断ができます。
北川流投資術では「マーケットスピードⅡ」を用いて解説動画を配信しているため、口座をお持ちでない方は、開設を推奨します。
SBI証券

SBI証券は「国内株式個人取引シェアNo.1」を誇るネット証券で、手数料の安さが魅力です。
例えば、国内株の現物取引なら、1回約定代金10万円で手数料99円(スタンダードプラン、税込)と業界最安水準。
取り扱い商品も豊富で、国内株に加え、米国株、中国株、韓国株など9か国の外国株に対応し、投資信託は約2,600本以上(2025年2月時点)。
スマホアプリ「SBI証券 株アプリ」は、リアルタイム株価やチャートが見やすくスイングトレードにも対応。
マネックス証券

マネックス証券は、分析ツール「マネックストレーダー」が強み。長期の株価推移やアナリスト評価を確認でき、スイングトレードや中長期投資を考えている人に便利です。米国株や中国株など外国株の取り扱いも豊富で、選択肢を広げたい人におすすめ。
松井証券

松井証券は、1日の約定代金50万円以下なら手数料無料という嬉しい特徴があります。少額から投資を始めたい初心者に優しく、フリーダイヤルの電話サポートも充実。平日に時間が取れない人でも気軽に相談できます。
三菱UFJフィナンシャル(旧auカブコム証券)

三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のネット証券で、信頼感が魅力。取引ツールはシンプルで使いやすく、「FUND DRESS」など独自コンテンツも楽しめます。安定感を求める人に向いています。
複数口座の使い分けも賢い選択
証券口座は1つに絞る必要はありません。SBI証券と楽天証券は口座開設費・維持費が無料なので、両方開設して使い分けるのもおすすめ。例えば、SBI証券で外国株、楽天証券でポイント投資と住み分けると、投資の幅が広がります。実際、投資家のなかには10以上口座を持つ人もいるほどです。
証券口座を開設して実際に投資を始めよう
証券口座を選ぶときは、手数料の安さ、取引ツールの使いやすさ、商品の豊富さ、サポート体制を基準に、自分のニーズに合うものを選びましょう。SBI証券と楽天証券は、低コストで初心者にも扱いやすく、新NISAやクレジットカード積立でお得に投資を始められる点が強み。まずは少額から試して慣れていけば、リスクも抑えられます。あなたにぴったりの証券口座で、資産形成の第一歩を踏み出してください!
北川流投資術では「楽天証券」と「SBI証券」をお薦めしてます。
投資を始めるなら、手数料が安く使いやすい証券口座を選ぶ事が大切です。
特に楽天証券とSBI証券は、初心者から上級者まで幅広く指示をされており、北川流投資術でも活用されています。